サム・ライミ監督が「死霊のはらわた」で見せた森のなかの疾走シーン。アレを撮ったのが図のShaky Camというハンドメイドの装置。私も高校の時やりました。今ではカメラも手のひらサイズとちっちゃくなりましたから、応用してもっと面白い映像が撮れるわけで
そこで日本人にとつての日本とは、戀の對象にはなりえても、愛の對象にはなりえない。われわれはとにかく日本に戀してゐる。これは日本人が日本に對する基本的な心情の在り方である。上にあげたのは、三島由紀夫の言葉である。日本人の恋愛観をセルフ・サク
私とオヤジは意味もなく喧嘩ばかりしていたが、オヤジも祖父と喧嘩のみというコミュニケーションをとっていたようだ。今は亡き寺男、木村さんの証言によると、少年時代のオヤジは内気な子で、色気づくと外国人モデルのヌードピンナップを手に便所にこもって自
今年の六月にマイミクさんのとよさんが亡くなり、昨日若松孝二監督が亡くなった。どちらも交通事故である。こういうのを当寺では“死縁(しえん)”と呼び、同じ死に方をしたもの同士、あの世で会う機会があるだろうと説く。とよさんは享年32歳、若松孝二監督は
向かいの附属中学校の生徒にE君という子がいて、将棋の相手をしてもらうために時々招いているのだが、彼は推理小説家志望とのことで、特に横溝正史の「犬神家の一族」を我が国のミステリの最高峰と位置づけている。私は海外のミステリをススメたのだが、カー
あちらの友人の話によると、白魔術(この言葉自体久しぶりに聞いた)を使うある女性は、神聖な力を高めるために自分が少女だった頃の部屋を再現し、かつ過剰なまでに装飾しているのだそうである。当時は買えなかった人形で埋めつくすなどして、「部屋」の濃度を
私はワープロ時代からキーボードをよく壊す。指が太いのと、入力の際、秘孔でも突くかのように指先に力がこもるためだ。もうひとつ理由がある。生まれて初めて覚えたキーボード操作がタイプライターだったのである。従姉が持っていたブラザーのやつで、画像を
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=341758「ムトゥ踊るマハラジャ」以来のインド産エンターテイメント。相変わらずダンスシーンが圧巻でクドい。笑。177分の長丁場ながら、最後まで早送りせずに観られるのには驚いた。これぞ映画。これぞ娯楽。
http://www.hontosaya.com/浅草今半を曲がってちょっと歩いたところにある焼き肉のお店、本とさや。今日の晩メシはよしこさん、おヒル、メイ、ハル、パイニャン、エリザベート、モール、そして私でメイの運動会の打ち上げと称して焼き肉三昧であった(ケンタと
「人々の言うところによれば、天王星では大気がじつに重いので、羊歯類は地面を伝って延びる纏繞形態をとり、動物は各種のガス体の重みに圧しつけられて、辛うじて身を引きずっているらしい。この絶えず這いつくばっている屈辱の生きものたちの中に、わたしは