翌日、痛みは5いや6に復活していた 身体も熱ぽくしんどい 最悪 鎖骨とえらい違い 肋骨、鎖骨は範囲内だが皿と骨盤はNGと痛切に思い知る。ヤク中のように痛み止めを請求しては朦朧の1日。

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一般病棟に戻り 待たせたジジイに礼を言って追いかえし もっと痛み止めを〜 点滴にロキソニンを追加 全く効かない 塩酸モルヒネ出来ない？とリクエスト あれは用途が違います眠らすものです じゃ プロポフォールは？ 同じです にべもない… 仕事で得た駄知識

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2週前に来たとこのオペ室に再び さすがに不安感が圧倒的に少ない 歓迎すべき慣れではないな… 前回同様 すっーと意識が遠のき ドクターの呼び声ですっー と目覚める が、ここからが違う術後の肘が猛烈に痛い 此処での基準 痛さを10段階で言うと に順ずると間

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20日ぶりの風呂 侭 シャワーだけど 多分に明日の手術の禊なのだろう。動けない私 どうされるのだろう 思っていたら ストレッチャーに乗り換え 風呂に向かい ベテランぽいオバさんの准看護師に手早く入院着を剥ぎ取られ そのまま浴場に 後は風呂と云うより洗車

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ほぼ半月間、テレビも新聞も更には痩電話すらも見ていない 結構な浦島太郎 久方の新聞が止まらない 世間は物騒な事件とノーベル賞それと選挙 ラスベガスでは先進国有るまじき虐殺 犯人結構いい歳だし 日本じゃ 別れ話に切れた男が嫁と5人の幼子を虐殺に煽った

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ドクターが神妙な顔つきで ナトリウム値が少ない と入院時から徐々に下り始め遂には手術が不可能になりそうなレベルに… これはもしや真夏の産業革命時の少年炭鉱夫のような仕事の後遺症か？ 余りの暑さで汗腺崩壊の日々が続いたからな 身体がナトリウムの放

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ドクターが二度目の手術の日が決まった と伝えに来た 同時に親族に説明したいので明日来れます？ …でたよ また全身麻酔だ… ジジイが毎日来ているので正午頃で落ち合いが着き更に 後、麻酔科からも説明があるので ほら やっぱり… 20日か… 術後もあるし

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ジジイに新聞を頼む もうかれこれ2週間以上溜まっている 習慣上漏らさず読んでいるのでザッとでも目を通したい 連載小説も結構楽しみにしているし しかしこのA2サイズ座って読めない私がベッドで読むのが一苦労 背もたれの角度にも制限があるし… 学生時代通

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週が明けてリハビリが始まった。若い娘のリハビリ先生がマッサージしながらのストレッチ 肘をキープしながらゆっくり腕全体を上げている際 あれ、少し動きますね 報告しておきます と それから2時間程してナースがガヤガヤ入っていて レントゲンを撮ります で

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痩電話を開くと学生の頃からの友人からメールが入っていた 高圧洗浄機使わなくなったから要るなら取りに来て ととても魅力的な話に是非なのだがこの状態では如何ともし難い で近況を伝え後日に と返信すると 直ぐに見舞いに行くよ と来た ご辞退させて頂く。

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痩電話の字が読めない 今回の事故以来視力が落ちているのには気がついていたが 持っている中で一番強烈な度をもっても読めない で、メガネの二重掛けと云う無様になった まぁ既に救い難い無様なのだが… それに画面を数分見るだけで涙が出る かなりダラダラと

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夕食前血糖値のチェックでナースが少し慌てている ボーダーが75の処64しか無いのである 引っ越し前の昼食前では109あった ドクターに報告するとの事… 実は思い当っている この下らない日記だ。0歳児の時の仮性コレラ 繙くと今で云うロタウィルス 以来の入院

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一泊だけで重病部屋を出て 一般病棟に移る 回復が順調なのか 眠剤ハイの一件で追い出されたのかは不明 けど、ベッドガードを何とか点滴から取り外し 一方に並べ オムツも何とか体裁をつけてからナースコールし 叶わなかった無謀を謝罪し以後無理をしない誓約

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倍付けになった眠剤で寝つきはスムーズだった しかしさほど経っていない0時過ぎに目が醒めた 程なく長い心ならずの放屁 しかも中身の出た気配… オムツを開け確認するとハズレと判り胸をなでおろす が 、不自由な身体で不慣事 自ら再装着が出来ない事に愕然

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やっと集中処置室を出た ダイナスコープともお別れである が、移った先の同輩は皆 癌や心筋梗塞 等々の重病 面会に来ている家族との会話が重い… そしてカーテンで仕切られた我がテリトリーにはテレビは勿論 簡易ライト コンセント などの娯楽補助的なものが

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小さな一歩だが心情的にはジャンプアップだ。腰を浮かす事が許可された 従って オムツの中へ から御丸に昇格 まだ事後処理はまだお願いしなければならないけど でも あの滴れるような感覚と中に広がる気色の悪さ 屈辱と不快の極みからは解放された。人生の終

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骨折箇所をチェックするレントゲンを一通り撮り、ドクターから 順調ですね もう手術の必要はないと思われます とお墨付を貰う 更に 若いから治るの早いですね えっ、若い！？ 確かに年齢より下に見られる事は多いけど 若い はちょっと… いや いやそうなん

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朝昼の食事を抜くと ちょっと辛い で ジジイの奴にパンを頼むと 事故前日に朝飯用に買ったパンを持って来やがった 何故こんな古いのを 問うと ワシ１個食ったけど どうもなかった と 不安なので院内のレンジでチンを命ずる すると熱すぎて味がわからない程に

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不眠だ と云っても日中 寝ているので問題はないんだけど 夜になるとボレロは頭内で響くし うなされて動くとフクダ電子のワーニング 丑三つ頃には寝つけるのだが 夜明け前に目覚めて 此処は何処 私は誰？状態 良くないよな… ナースにも日中は起きて夜寝てく

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ボレロが聞こえる 運動会が行われ天国と地獄がリピートされる中 その横くらいかなベッドから降りられないので外の所在を確かめる事は出来ない 只、ティンパニーから始まり各楽器が全力で鳴らされ若干のズレもある それにテンポが上がりスッ落ちろオチがない延

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リバウンドだろうか溜まりきっていたのか 下痢である イコール 自主的に滴れる と云う事で しかも食事の度にあの差し込む痛みが来る 食べる事に抵抗が出来てしまった 夕食を残しあとの朝昼は栄養補助のドリンクだけにしてもう 食べないと回復遅れますよ と諭

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全身麻酔明け集中処置室に戻ると 天井や壁の柄が面白いように動く動く 加えて飛蚊症の花火が盛大な上る 来てるね heavenだよ。

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結構前かな 親不知を抜いた際の治療明細に 手術 とあった それ以来の手術 勿論 全身麻酔もメスで切るのも初めて 親族の待機が必要との事なのでジジイの奴が嬉々として待機している 私的には鎖骨をボルト留めするだけなのでさしたる不安も無く 全身麻酔に興味

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この入院生活には対峙しなければならない屹立した壁がある 排便！ 骨盤骨折の私には腰を持ち上げると云う行為が絶対的禁忌 従ってベッドに仰向けた侭 オムツの中に… これはリアルに断腸 しかしアンリ デュナンは容赦が無い 朝、4日出てませんね 下剤出して

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ジジイの奴が張り切って毎日来る 何ら必要無いので来なくて良いと云っても来る そして来る度に加齢から来る朦朧感 痴呆の前兆かと恐れていた症状 が改善されていく ワシで無ければ 的使命感ビンビンである どうやら 三年前に死んだ愚猫の代用品が私の価値の

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3日目にして多少頭痛はするが脳がカオスから脱する ウレタン枠も取れ若干ベッドの背もたれのupも認められた 2日後に鎖骨の手術を告げられ 回復がペースに乗り始めた感がある 会社にもやっと自ら連絡できるように人間再生のスタートかな… それにしても身体中

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朝だろうか夜明け前か 目が覚めてパニック 完全緊縛状況で目だけ開いて 此処が何処で何が起こったのが思い出せない 脳に少なからずダメージがあるのだろう まるで異邦人 もしかしてママンか呼んでいる？ 状況離脱を諦め睡眠に戻ろうとしたら徐々に思い出して

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頭蓋骨陥没 及び内出血、鎖骨骨折、肋骨6本 内肺に刺さるってるもの有り、背骨 ズレていて骨折の可能性有り、骨盤骨折。全ての箇所で手術の可能性有り 暫く経過を見ます。10骨折だよ 中々の診断結果 侭、緊急開頭オペをします よりマシかな… その実、我が脳

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