◇東日本大震災は災害の国日本に、特に直近の災害として大きな教訓を残した。中でも大きな教訓として、私はこれまで船越小と大川小の事件に注目してきた。指導者の判断によって運命が分かれた事例である。一方は全員が助かり、他方は多くの人が波に呑まれた。
◇昨日(25日)、朝の「へいわ845」の講義で硫黄島の戦いを話した。早いもので39回となった。日本アカデミーの一部門として「平和学院」がスタートしているが、その一つのコアとなる存在である。20分位であるが映像を使って中味の濃い話を心掛けてい
◇このところの日本列島の地震状況は異常ではないか。昨日(24日)午後5時過ぎ北海道根室市南部などで震度4の地震があった。 九州の宮崎、鹿児島両県県境で火山の爆発が続いているが、火山の動きと地震も連動しているように思える。それにしても地震が多
◇前橋日赤の新病院が完成した。群馬の壮大な医の砦。最大の課題はそれをいかに生かすかである。大規模災害に備えなければならない。私が県会議員の時は現実の問題として、新型インフルエンザの危機があった。現在、様々な危機が迫っている。例を挙げれば、戦
◇明日「死の川を越えて」の完結記念の集いが行われる。参加者は150人。草津からは患者自治会の藤田三四郎さん、重監房の北原誠さん、聖バルナバ教会の松浦信牧師の3名が出席される。長編小説に魅力を与え導きの松明の役割を果たしたのは115枚のイラス
◇安倍首相の支持率が急落し危険水域に至った。回復は可能か。これは日本の運命にかかわる。一方、首相は夫人と共にトランプを訪問し、北朝鮮問題で協議。その親密ぶりに世界の目が集まっている。北朝鮮の変化は本物か。固唾を呑む瞬間である。このような時に
◇15日の夜、一斉に注目の市長選の開票結果が出た。最も激しかったのは富岡市であるが新人が大差で現職を破った。現職の岩井さんは、かつて県議会で一緒だった人。やり手で選挙上手だった。自身が経営する福祉施設を巡って厳しい批判を受け新聞の袋叩きにあ
◇11日から3日間の中国訪問の第一日目。上海での日中書道展である。上野三碑の世界記憶遺産登録を祝っての書道展が日中友好平和条約締結40周年記念を兼ねて呉昌碩記念そして群馬県日中友好協会会長の私である。 この退会には中国側が並々ならぬ力を入れ
◇田中正造の写真からその性格が伝わってくる。顔は履歴書である。がっしりした顔の輪郭、太い口元、そして何よりも大きな鋭い目。資料にあるように怒り絶叫する姿が甦るようだ。田中の凄いところは、一時の激情でなくその怒りと行動を生涯貫いたことだ。 私
◇田中正造がなぜ時代を越えて人々の心を打つのかを考えた。それは公害という普遍的な社会問題とそれに苦しむ国民を無視した政府への怒りに命をかけた点が第一であるが、更に田中をつき動かし支えた無私と勇気が多くの人々の心を捉えたことが重要である。しか
◇このところ田中正造にのめり込み、寸暇を見つけて栃木の関係遺跡に飛んでいる。今月の「ふるさと塾」(28日)も、第2回目の田中正造を取り上げる。群馬にも極めて関係が深く、また何よりもこの人物が投げかけるものが今日の社会に深く結びつくことに気付
◇今日8日、3市の市長選がスタートする。富岡市、安中市、みどり市。それぞれの候補者に私のかつての県会同僚がいる。富岡市現職の岩井健太郎氏は1期先輩、安中市現職茂木英子氏、前職の岡田義弘氏は後輩、みどり市の新人須藤昭男氏も後輩だった人。自治体
◇JR東日本は全ての車内に防犯カメラを設置する。また、多くの民間警備会社が共同して五輪に備える。国を挙げてのテロ対策が動き出した。世界各地で国際テロが続発している。犯行組織にとって東京五輪は絶好のターゲットに違いない。五輪、パラリンピックの
◇4月に入って、教育関係の新たな動きが一斉に始まり、関係者は最も忙しい季節である。県会議員の現職は退いたが、私も相変わらず忙しい。2日、群馬県公立大学法人理事会・経営審議会合同会議の第一回会議が県立女子大で開かれた。 午後2時開会。前の会議
◇先月30日(金)、中国大使館の夕食会に招かれた。前日とは打って変わって外套がないと寒いくらいである。六本木ヒルズが高い砦のようにそびえている。夕闇の中に輝く高層を仰ぎ見るように歩いて目的地に着いた。厳めしい警備をくぐって邸内に。一歩踏み入