◇初夏のような日差しを受け桜が一斉に開花した。命あるもの全てが太陽の呼びかけに応じて動き出した。人間も例外ではない。若い女性が急に華やいで美しくなった。春爛漫である。この情景は万葉の古代から変わらないのだ。直ちに大伴家持の歌を連想する。 春
◇天下の情勢が激しくダイナミックに動き出した。金正恩が習近平主席を訪ねたという。正に風雲急を告げるの感。27日田中正造旧宅へ向かう途中、ラジオで国会の状況を聞いた。佐川証人を追及する国会の様子が伝わるが物足りないものを感じた。それでも大変な
◇昨日は初夏のような日差しの中、上武道路を走り北関東道に入り、東北道の手前の田沼何とかというインターで高速を下りた。カーナビが導くままにやがて目指す一角に近づく。 ふいと思い立って、田中正造の史跡を訪ねたのだ。そこは佐野市小中町であった。初
◇浅間山の大規模噴火に備えたハザードマップが作られた。浅間山は激しく生きている火山であるにも拘わらず不気味な沈黙を続けている。これは何を意味するのか。大自然は測り難い。天明の大噴火(1783年)は自然の尺度ではつい最近のことである。東日本大
◇壇上から見る光景は百花繚乱のお花畑。昨日(22日)、県立女子大の卒業式に出た。県会議員時代から長く関わってきたので様々な思いが胸に湧く。大沢知事、織田沢議長に続いて評議員の私が並ぶ。今回の卒業式には従来のものと少し違った雰囲気が感じられた
◇21日、本吉修二を偲ぶ会が行われた。季節外れの寒さは雪となり、開善学校の状況を思わせた。私は挨拶で語った。「不可能に近い創立を支えたものは本吉さんの教育への情熱と執念である」この人の松明を受け継ぐことの困難さは、日本の教育の危機を物語る。
◇身を切るような寒気の中、必勝のハチマキをした人々は身を寄せ合うようにして立っていた。17日、高山村長選の決起大会である。無投票が続き12年ぶりの選挙なので、陣営には不安と緊張感があった。現職後藤氏の応援に駆け付けた私は訴えた。「この美しい
◇死刑執行の準備の動きが伝わってくる。死刑囚7人が執行可能な各地の拘置所へ移されている。移送の動きに各死刑囚は極限の緊張に怯えているに違いない。事件から23年、オウム真理教の事件の異常さを改めて思う。若い、学問を積んだ人々が容易に洗脳され、
◇車イスの天才・ホーキング博士が死んだ。広がり続ける宇宙の果てを車イスに乗って飛び続けているような、私にとって長い間謎の存在だった。ブラックホールやタイムマシーンを語り、宇宙人との接触は危険だと主張した。若くして筋萎縮性側索硬化症という難病
◇国家が大罪を犯したというべき事態が進行している。財務省の「文書書き換え」である。森友学園との国有地取引を巡る財務省の決裁文書の書き換えである。国家の大罪というのはこの事態が刑事事件に発展する可能性があるからだ。財務省という最も重要な役所が
◇平成24年(2012)、3月11日(日)は私の県議時代の特筆すべき日であった。古い手帳を開くと高崎城址公園・原発反対集会11時開始とある。東日本大震災、原発事故から1周年のこの大会に私は自民党の現職として参加し壇上に立った。壇上から見たあ
◇北朝鮮を巡る動きが慌ただしくなっている。韓国はアメリカに特使を派遣する。また、金正恩は妹の金与正氏を特使としてアメリカへ派遣する可能性があるとか。水面下、そして非公式の世界では劇的な展開があるに違いない。野次馬的には、虚勢を張ることが限界
◇南北首脳会談の実現が大きく報じられている。来月、軍事境界線がある板門店で。北がしたたかで大胆な手を打ってきた感じだ。北朝鮮は対話が続く限り、核ミサイル実験を再開しないと表明。更に次のような驚くべき表明が。朝鮮半島非核化の意志を示し、北朝鮮
◇草津町は火山噴火の危険予測地図(ハザードマップ)を新年度に作成する。最近の白根山及び本白根山の活動状況に備え町民や観光客に役立ててもらうためだ。多くの県民が県内屈指の観光地草津温泉に声援を送っているが、風評被害を抑える最良の策はこうした町
◇大使夫人汪婉さんが語る「一帯一路」は、理路整然として分かりやすかった。学者であるが学者の堅さを感じさせない。壮大な現代版シルクロードで中国は覇権を実現しようとしているのかという懸念をこの偉大な女性外交官は一切感じさせなかった。日本にとって
◇小説「死の川を越えて」が今日3月5日で完結した。草津の湯川はその強酸性故にかつては生命の存在を許さなかった。この川の辺に死と直面して生きるハンセン病の人々がいた。物語は、この人たちの人間ドラマである。物語で登場した様々な場面は細流となって
◇1日、育英高校の卒業式で挨拶。サッカー全国制覇の余韻が生徒の間に漂うように感じられた。「育英を創立以来見て来ましたが、その道は平坦ではなく逆風も嵐もありました」こう切り出して私はこの厳しい歴史が育英を育て、サッカーや野球などの偉業を生んだ
◇群馬の森追悼碑訴訟で県は東京高裁に27日控訴した。前橋地裁の判決を不服とするものである。碑が訴えることは不幸な朝鮮人労働者の追悼である。 碑の設置に関しては碑を政治的に利用しないことという条件がつけられていた。県が許可の更新を認めなかった