◇昨日の「ふるさと塾」は、アメリカの大統領選なので皆の関心は高かった。テレビ討論は3回行われる。1回だけではクリントンもトランプもその主張の全体像は分からないのかも知れない。しかし、トランプが大統領の資質に欠ける人物ということは明らかになっ
◇衆院選を意識したらしいポスターが目立つようになってきた。風評が広がり濃くなり、虚の中から実が生まれる。選挙が実施されるに至る通常のパターンである。政治家にとって、特に国会議員にとって、選挙は生命線である。落ちたら自分の政治家としての存在基
◇安倍首相の演説中、異様な光景があった。一斉に立ち上がって拍手をする自民党議員たちだ。首相の演説の自衛隊員の役割を讃え励ます場面。私は、あらかじめ予定し申し合わせてあったのかと思った。それ程整備されたような一斉起立だったのだ。 計画的でなか
◇ダムの湖底に高濃度の放射性セシウムがたまり続けていることが分かった。福島第一原発周辺の10のダムの調査結果である。環境省は、ダムにそのままにしておくのが最善策と言っている。いかにも無責任な対応ではないか。ダムが壊れたらどうするのか。ダムの
◇台風10号と16号は、これからの私たちの世界を暗示する。いや、暗示の域を超えて明確な厳しい警告に違いない。瞬間最大風速70m、1時間の雨量200ミリ、こんな途方もない数字が常態化する世界である。 私たちは、何百年という長い間、高い山の森に
◇政治家は信念がないと浮草のような存在になってしまう。長い政治生活を通じて抱く私の感想である。そして、政治家の信念は、ただ力んで生まれるものではない。自分の価値観を中心に据えて絶えず学ぶことで、それは形成されていく。価値観は個人の問題である
◇14日(水)、早朝7時に家を出て、妹と白根開善学校及び草津を目指した。妹は助手の役である。開善学校は、映画「楫取素彦物語」の放映及び「100キロ強歩」等についての打ち合わせが目的。強歩はこの学校の存在を象徴する伝統の行事である。かつて私は
◇朝鮮半島で過去最大規模の大地震と聞いて、私は瞬間的に北の核実験との関連を考えた。持論根拠のない素人の直感であるが、同じようにとらえた人は決して少なくあるまい。報道によれば12日午後韓国南部でM5・8の地震があり長崎県対馬も揺れた。 核実験
◇10日、各紙の一面に北の核実験の記事が躍った。北朝鮮の意図は全く分からない。世界中の轟々たる非難は馬耳東風なのか。冷静な戦略なのか。追い詰められたあがきなのか。飢えた国民はどう受け止めているのか。中国の無法に対して世界が何も出来ないことを
◇1時間に100ミリを超えるような猛烈な豪雨が昨日、沼田、渋川、そして赤城山の周辺などに降った。そういう時代に突入したのかという感を受けた。インタビューを受ける老人が、決まって、こんなことは経験したことがないと語る。「群馬県は大丈夫」という
◇9月5日(月)、日本アカデミーの合同授業は、気にかけていたがうまくいった。月1回の「実践人間学・人間塾」。数か国の留学生百数十人が聴講する。前回、反省すべき点があった。だらだらと遅刻する、私語も多い。激怒した私は「国へ帰れ」とまで言った。
◇9月2日(金)、早朝家を出て、草津へ向かった。栗生楽泉園の取材が目的。今、小説「癩の嵐」を書いている。楽泉園には日本の癩の歴史が凝縮されて残っている。それは、草津温泉湯之沢部落の歴史と深く関わっている。私の小説は、死の川と言われた湯川のほ
◇台風10号は、台風の常識を覆すものだった。群馬への直撃は避けられたが、それは、台風の囲む気圧の関係によるものだから、多分に偶然の要素が働いたのだろう。だから、群馬を襲う可能性も十分あったと言わねばならない。やはり群馬は大丈夫だった、と大方
◇北朝鮮は、こともあろうに副首相を処刑し、金正恩の2人の側近を強制労働処分にしたと、31日、韓国メディアは報じた。金勇進副首相については、最高人民会議での姿勢の悪さを理由に秘密警察が取り調べを行い、反党反革命分子との烙印を押され、7月に銃殺