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日記一覧

『ベル&セバスチャン』
2015年09月30日01:30

『ベル&セバスチャン』 日本ではアニメ『名犬ジョリィ』で知られるセシル・オーブリーのベストセラ―文学「アルプスの村の犬と少年」を原作とした実写映画。いかにも児童向けらしい筋書きに、映画用に書き加えられたナチスの影が重みを加える。 舞台は1943

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『バードピープル』
2015年09月29日01:35

『バードピープル』 理屈や既成概念にとらわれている人には評価しづらいか?普段、窮屈な生活からストレスを感じて自由を欲することは珍しくないだろうが、いざ実現となると難しい。映画も自由な実験をしようとしても、商業面で歯止めをかけてしまう。独創性

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『黄金のアデーレ 名画の帰還』 クリムトの描いた表題の絵は広く知られているが、裏側にこんなエピソードが隠されていたとは想像だにしなかった。美術品を扱った映画では上等な部類だと思う。 第二次世界大戦中、ナチスによって強奪された美術品は枚挙に暇

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『ぼくらの家路』
2015年09月26日01:35

『ぼくらの家路』 子供が大人になるターニングポイントって何だろう?人それぞれだろうが、早くなりたいと思ってもなれるものでもないだろうし、また逆も真なり。 シングルマザーの家庭に育つ10歳のジャックには6歳の弟マヌエルがいる。まだ、遊びたい盛り

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『ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女』 子供と動物と共演するなという言い伝えはなるほど合点がゆく。(笑)ニャンコ先生の魅力にはヴァンパイアといえども中々勝てそうにない。 言ってみればヴァンパイアの<ボーイ・ミーツ・ガール>もの。ビジュアル優

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『心が叫びたがってるんだ。』 見る予定じゃなかったけど、今年一番のアニメだとかプロの評論家たちのウケがいいみたいなので、鑑賞。 “あなる”のキャラクターで知られる(?)「あの花」のスタッフが集結して作られたアニメーション映画。人気漫画やラノ

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『アントマン』
2015年09月23日02:42

『アントマン』 とかく大きく強いものがヒーローとして活躍するケースが目に付くが、これは逆転の発想。主人公が小さくなって活躍する話は『ミクロの決死圏』や『ミクロキッズ』などがあるし、小動物の擬人化でも同様の視点が見られるが、マーベルのヒーロー

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『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』 前後編に分けた理由は何だったのか。まさか前編よりも短い後編(87分)になるとは思いもよらなかった。1本分の製作費で2本分稼ぎたかった…とは勘ぐりたくないが、否定できない自分もいる。 けっし

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『ムーン・ウォーカーズ』 あのアポロ計画に隠された新事実?1969年、ソ連と宇宙開発で国家の威信をかけていた米国は、万が一にでも月面着陸の映像が撮れなかった場合の“保険”を掛けていた…という発想で作られた映画。 実際に「あの世紀の映像」が捏造だ

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『エール!』
2015年09月19日02:04

『エール!』 原題の直訳は『裏切り者家族』。なんともエゲツないタイトルだが、これが邦題になるとスッキリ美しくなる。(笑) フランスの片田舎で聾唖の両親と弟と暮らす少女ポーラ。音楽が大好きで、歌手を夢見る。だが、聾唖の家族の耳と口の代わりにな

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『黒衣の刺客』
2015年09月18日00:40

『黒衣の刺客』 映画に何を求めるのか。…で印象は変わるかな? 巨匠ホウ・シャオシェン、8年ぶりの新作は独自の美学に彩られた武侠映画。武侠映画といってもウォン・カーウァイ『楽園の瑕』、アン・リー『グリーン・ディスティニー』、チャン・イーモウ『H

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『カプチーノはお熱いうちに』 死の反対が生ならば、イタリア人にとって究極の生の証は<愛>に他なるまい。 三角関係(?)のもつれや難病というキーワードで推測する前半から一転する後半はビックリ仰天!(少しオーバーかな?)南イタリア、レッチェを舞

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『天空の蜂』
2015年09月16日02:03

『天空の蜂』 東日本大震災が起きるまで、原発の安全神話を信じていた日本人は多かったと思う。それに先駆ける形で人気作家東野圭吾が小説化した問題作。上記の震災を体験した今ではここに描かれていることはあながちフィクションとはいいがたい。それゆえに

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『カリフォルニア・ダウン』 日本公開が遅れた理由は一目瞭然だが、それならなぜ公開ラインナップに加えていたのかが知りたいくらい。(笑) アメリカで地震が起きやすい地域といえば、西海岸だろう。過去にも大きな被害をもたらした。その地、サンアンドレ

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ナショナル・シアター・ライブ『フランケンシュタイン』 ベネディクト・カンバーバッチとジョニー・リー・ミラーが博士とモンスター役を交代で演じるという面白い試みの舞台劇。原作は言うまでもなく有名なメアリー・シェリーのゴシック小説。科学の可能性や

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『クーデター』
2015年09月09日01:40

『クーデター』 冒頭のインパクトに掴まれたら、あとは最後まで一気に続くノンストップアクションのサバイバル劇。まるで米ドラマ『24』みたいだと思っていたら、主人公の名前が<ジャック>だというのに笑う。 東南アジアの某国で起きたクーデターに巻き込

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『EDEN エデン』
2015年09月08日01:43

『EDEN エデン』 主に90年代のフレンチ・ダンス・ミュージック・シーンを背景に、一人のDJポールの栄光と挫折を描く。時代を思わせる曲の数々が当時を偲ばせる。 監督のミア・ハンセン=ラヴの実兄スヴェンをモデルにしているという。脚本作りにも協力してい

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『ヴィンセントが教えてくれたこと』 いい年の重ね方をしたい。そう思う人は多いだろうが、中々これが難しい。そこへ行くとビル・マーレイはむしろ若いころよりも味が出てよくなっている気がする。決してハンサムとは言えない(失礼)容貌だが、『ロスト・イ

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『懲罰大陸★USA』
2015年09月06日02:08

『懲罰大陸★USA』 無修正ポルノが当たり前にみられるアメリカでも裏ビデオがあるという記事を昔読んだことがある。何かと思ったらスナッフフィルムだという話で驚くやらがっかりする(笑)やらだったが、どこの国にも封印された映像作品がある。それこそタ

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『この国の空』
2015年09月05日02:02

『この国の空』 関東に空襲が続く第二次世界大戦末期。本土決戦か、降伏かの瀬戸際の庶民の生活を描く。ここに残るのは兵士として戦地へ行けない女性やひ弱な中高年男性の姿。 戦争によって青春も人生も台なしになることを危惧する里子(二階堂ふみ)の悶々

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『夏をゆく人々』
2015年09月04日01:37

『夏をゆく人々』 イタリア映画祭で先行上映があり、そこでは観れなかったが、映画祭での仮タイトルは『ザ・ワンダーズ』。さて、どちらの方が内容とあっているのだろうかと思いながら久々の岩波ホール…。 アリーチェ・ロルヴァケル監督は長編2作目でカン

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 結局、未公開でソフト化されることになったホラー。しかも日本国内ではBDの予定はないみたい。冷や汗 少し前にアメリカ盤BDを買ってみた。内容と関係するのだが、パッケージデザインが飛び出す絵本風で凝っている。わーい(嬉しい顔)ババドック 暗闇の魔物 [DVD]http

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『ムカデ人間3』
2015年09月02日01:11

『ムカデ人間3』 本気とも冗談とも取れない人間ムカデ化計画であっと言わせた人気シリーズの第3弾。前回の終わりからどうやって<つなぐ>のかと思ったら、こういう流れなのか…。 アメリカに限らず、刑務所の運営維持は悩ましい問題なのだろう。特に凶悪度

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『テッド2』
2015年09月01日01:45

『テッド2』 愛する人との間に子供が欲しいと思うのは自然な流れか。「子はかすがい」という諺は万国共通なのかもしれない。ぬいぐるみであるテッドがいかにして子供を持つのか?私生活の身近な問題から始まり、人の定義にまで発展するのは今日的なテーマか

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