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日記一覧

『国際市場で逢いましょう』 日本にも似たような状況ってあったんじゃないかな?戦後の闇市、生き別れの家族、米軍に「ギブ・ミー・チョコレート」と叫ぶ子供たち、海外に出稼ぎに行く、経済成長後の地上げ屋など…とても他国の話とは思えない。日本人でも第

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『シンデレラ(2015年)』 誰しも知っている古典童話でディズニー自身も1950年にアニメ映画化しているが、実写で再映画化。近年のひねくれた童話タイプじゃなく堂々たる王道路線に溜飲を下げる。やはりこうでなくては! 豪華絢爛(しかし派手すぎない大人の

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『しあわせはどこにある』 サイモン・ペッグ版『LIFE!/ライフ』なのか。『ワールズ・エンド/酔っぱらいが世界を救う!』で組んだ二人(サイモン・ペッグ、ロザムンド・パイク)が理想的なカップルを演じる。魅力的な彼女がいて安定した生活は表面的には幸せな

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『Mommy マミー』
2015年04月26日01:45

恵比寿ガーデンではピーターラビットのイベント開催中。『Mommy マミー』 若くして将来の名声を約束されたかのように、次々と大きな映画祭で受賞をするグザヴィエ・ドラン。『マイ・マザー』でデビューしてからずっと署名のように現れる母と息子の物語。タイ

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『あの日の声を探して』
2015年04月25日01:48

『あの日の声を探して』 負の連鎖は止まらない。戦争を題材に取り上げるとついて回るのは<負の連鎖>。それは人は常に他人の足を“踏んだこと”より“踏まれたこと”を記憶するからだろうか…。 1999年から始まった第二次チェチェン紛争。まだ遠くない過去

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『グッド・ライ〜いちばん優しい嘘〜』 「嘘も方便」とは言ったもの。お釈迦様も納得ではないか。評判がよいので見てみたが、確かに文科省選定のような人間味あふれる作品だった。難民受け入れ問題なので正直ピンと来ない点もあるが、21世紀を生きる一人とし

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『インヒアレント・ヴァイス』 珍しく原題をカタカナに変えただけの邦題。しかし、Inherent Viceとは何だ?今回はもう少し砕いても良かったんじゃ?(笑) 『ザ・マスター』までの長編6作で、世界三大映画祭の監督賞を制覇した巨匠ポール・トーマス・アンダー

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『ザ・トライブ』
2015年04月21日00:11

『ザ・トライブ』 セリフも字幕も存在しないが、饒舌に手話は語る。しかし、その意味は動きから推測するのみ。『アーティスト』という映画があったが、むしろこちらこそ現代風にアレンジされたサイレント映画なのかもしれない。 ミロスラヴ・スラボシュピツ

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『ワイルド・スピード SKY MISSION』 不可能を可能にする。言うのは簡単だが、現実には発想も実行も困難を極めるもの。撮影途中でブライアン・オコナー役のポール・ウォーカーが亡くなり、完成も危ぶまれたが<家族>の絆で不可能を可能にした。 前回、オー

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『セッション』
2015年04月18日01:06

『セッション』 不思議だ。まるで納得してないのに興奮している自分がいる。 名門音楽大学でジャズを題材にした師弟関係の特訓ものだが、スポ根やホラーという表現が引き合いに出されているのは観れば納得。前半と後半の二幕モノで、前半の<特訓編>を見た

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『ソロモンの偽証 後篇・裁判』 ソロモン王が神に懇願した言葉にこんな一節があるという。「民を正しく裁き、善と悪を判断することができるように、このしもべに聞き分ける心をお与えください。」 何のことを言っているのかは、今はよくわかる。 前篇はいい

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『ギリシャに消えた嘘』
2015年04月15日00:22

『ギリシャに消えた嘘』 人は世渡りする上で何が大切なのか。あれやこれや色々と思いつくだろうが、逆に何が人生を価値あるものにするかと問い直せば答えは導き出せるだろうか。 『太陽がいっぱい』の原作者パトリシア・ハイスミスの「殺意の迷宮」の映画化

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『皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇』 狂ってる…、これが狂気でなくて何が狂気か…。メキシコ麻薬戦争の恐ろしい実態を映し出したドキュメンタリー。「手にはAK-47、肩にはバズーカ、邪魔する奴は頭を吹っ飛ばす…」と歌うナルコ・コリードがメ

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『マジック・イン・ムーンライト』 前作『ブルージャスミン』ではシニカルな現実で夢見る少女(?)を突き飛ばしたW・アレンだが、今度は一転して甘い甘い綿菓子のようなロマコメを送り出してきた。 基本路線はいつものアレン映画で、マシンガンのように次

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『メイクルーム』
2015年04月11日01:13

『メイクルーム』 アダルトビデオ業界インサイド物のワンシチュエーション・コメディ。狭いメイクルームで繰り広げられるてんやわんやは現場を知っている監督ゆえにリアリティを感じる。 原作は『AV(アダルトビデオ)撮影現場のメイクルームでの1日』 とい

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『インド・オブ・ザ・デッド』 インド映画でホラー?映画大国インドでもちょっとお目にかかれないジャンルだろうか。これまでのボリウッドのイメージを打ち破るホラーコメディ『インド・オブ・ザ・デッド』。とうとうゾンビの感染力はガンジス川を越えた。(

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『やさしい女 (デジタル・リマスター版)』 世の中には需要があっても、なかなかお目にかかれない作品もある。権利問題だったり、興行面だったり「大人の事情」が様々。不運にもソフト化されていない巨匠ロベール・ブレッソンの初カラー作品『やさしい女』

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『ラブバトル』
2015年04月07日01:43

『ラブバトル』 グッタリである。まるでプロレス観戦(しかもガチンコ)をしたような気分にさせられた。ジャック・ドワイヨン監督の新作は日本では19年ぶりの公開という。 父の葬儀で実家に帰ってきた<女>は、昔いい感じになりかけた隣家の<男>と再会。

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『パレードへようこそ』
2015年04月06日01:06

『パレードへようこそ』 日本でも最近になって渋谷区が初めて同性パートナーシップの条例を可決…というようにまだまだマイノリティである同性愛の人々。日本より進んでいる英国でも一昔前まではハードルは高かった。これは実際にあった出来事を基にした何と

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『ジヌよさらば かむろば村へ』 ジヌ…とは、東北弁で<銭>のことなんだそうな。宮城県出身、「ぼのぼの」で知られる人気漫画家いがらしみきおのコミック「かむろば村へ」の映画化。(原作未読)東京でお金にまつわるトラブルで、東北にIターンして“お金を捨

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YEBISU GARDEN CINEMA
2015年04月02日00:36

 「おお、私の恵比寿よー!(フェリーニの『カサノバ』風に)」あれから4年(?)、久しぶりに足を踏み入れた恵比寿。(偶然居合わせたよそ様のワンコ)本当に映画でも見ないと来る用件がなかったんだなぁ…。あせあせそう、恵比寿ガーデン・プレイスに名前をYEBI

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『シグナル』
2015年04月01日02:20

『シグナル』 未知の挑戦者。血気盛んな若者ならば腕試しとプライドのために受けて立つ気持ちはよくわかる。まして自分たちの生活をメチャクチャに引っ掻き回されたとなれば…。思春期の何か足りないモヤモヤ感を交えながら謎のハッカーと対決というミステリ

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