キネマ旬報のベストテン特集号に、ベストテン選出の数本から鑑賞できるクーポンがついている。http://www.kinenote.com/main/kinejun_best10/2014/event/あいにくと今年の対象作品は全て見ていたものばかりだったのでやめておこうかとも思ったが、ただ一つ
『私たちのハァハァ』、つい先ごろ開催されていたゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015のオフシアター・コンペィテション部門にエントリーしていた作品だが、Twitterでけっこう良い評判が流れてきた。おりしもスカパーで放送していたのを録画していた
『ニューヨークの巴里夫』 『スパニッシュ・アパートメント』、『ロシアン・ドールズ』に続くセドリック・クラピッシュ青春三部作の完結編らしいのだが、前の二つは未見。…なので見るか見まいか迷ったのだが…。(巴里夫とかいてパリジャンと読ませるらしい
『みんなのアムステルダム国立美術館へ』 トラブルというヤツは、起きるときには続くもの。美術館改修作業のドキュメンタリーなのだが、あきれるほどに無計画さを感じてしまう。どこの建築物でも経年劣化で補修工事はつきもの。映画に描かれるオランダ・アム
昨日の“オスカー大体予想”の正解はちょうど半分…。まあ、こんなものか。悔しいのは長短アニメーション部門が外れたこと。(ハズレくじの『ヒックとドラゴン2』はアニメフェスでただ一度の上映があるそうです。しかも無料!ただし、平日。)それと
『アメリカン・スナイパー』 「戦争に勝者はいない」、イーストウッドが“伝説”とまで呼ばれた凄腕狙撃手クリス・カイルを描いた本作を見ると、聞き覚えあるフレーズが自然と浮かぶ。アメリカでは保守派層がこぞって「これぞアメリカの英雄」と祭り上げ絶賛
トーキョーノーザンライツフェスティバル2015続編。『リプライズ』 デビュー作にして、クラクラするほどの技量を見せつけられる。両親も映画業界の人らしいが、ヨアキム・トリアーという名前を見ると推測がつくように鬼才ラース・フォン・トリア―の甥っ子な
トーキョーノーザンライツフェスティバル2015今年はパスしようかとも思ったけど、Twitterで流れる情報についつられて…。もう終了したけど、いつか一般公開のために(?)『ビッチハグ』 デビュー作『シンプル・シモン』で魅力的な世界観を振りまいたアンド
Twitterで偶然知ったネット上の映画祭(もう終了したが、作品はiTunesからダウンロードできる?)<マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル>。 フランス映画が好きならメラニー・ロランの名は知っていよう…いや、昨今はハリウッド作品でも活躍している
『フォックスキャッチャー』 金メダルと書くが、金は『カネ』じゃない。オリンピックを目指すアマチュアレスリング界の実際に起きた事件を基に映画化。レスリング選手のスポンサーとなった大富豪ジョン・デュポンの孤独の闇を映し出す。 いかに名家に生まれ
『ドラフト・デイ』 日本ではプロ野球で知られるドラフト制度だが、NFLのそれは一味違う。各陣営が少しでも強いチームにしようと画策するドラフトの長い長い一日をドラマチックに描いた作品。 NFLが日本ではなじみが薄いと踏んでのことだろうが、冒頭
『さよなら歌舞伎町』 人は嘘をつく。時に身を守り、相手を守るため。しかし、誰かを傷つける。「完全な人間などいない」と誰かがいった。皆、人生に希望を抱いて生きている。しかし、全員が希望通りの人生なんて歩めるはずもない。そんなドロップアウトした
『はじまりのうた』 『ONCEダブリンの街角で』のアイルランド人監督ジョン・カーニーによる(またもや)音楽もの。『ONCE〜』の姉妹編と言っても差支えないような作品。歌詞の心情を乗せて伝え合う手法も同じ。 ルーザーが再起する定番ストーリーだが、監督
『ブレスト要塞大攻防戦』 昨年、TIFFで新作(『草原の実験』)を披露したアレクサンドル・コット監督の出世作(?)となった作品。 ナチスのバルバロッサ作戦の幕開け。戦後ソ連はドイツ軍などの侵略に対して抵抗し交戦した都市を<英雄都市>として祭り上
【未体験ゾーンの映画たち2015】もう忘れそうなので、まとめて…。『ランダム 存在の確率』 あるホームパーティーで起きた不思議な出来事。地球のそばを彗星が通過するときに不思議なスイッチが入るという設定。人間の心の負の部分をサスペンスタッ
「お代は見てのお帰りだよ!」こういう売り文句を聞いたこともあろう。だが世の中は定価ばかりで、こうした試みは中々見られない。 映画でも本でも<コスパ>で判断する人もいる。その気持ちは多少なりともわからなくはない。「この映画で1800円はあり得な
『KANO 1931海の向こうの甲子園』 かつて台湾は日本の統治下にあった時代がある。それは知っているが、その時代に台湾代表となって甲子園に出場した学校があったのは知らなかった。しかも箸にも棒にもかからないほどの弱小チームだったというから驚き。甲子
『ミルカ』 インド・アカデミー賞受賞した実在の人物の伝記映画。ミルカ・シンというアスリートの波乱万丈の前半生が詳細に描かれる。予告編を見てもわかるように、インド代表でトラック競技に金メダルの期待がかかった選手。 上映時間はインド映画としては
『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』 ドラキュラを扱った映画は山ほどあるが、これは中でも異色作。ヴィアゴ(379歳)、ディーコン(183歳)、ヴラド(862歳)、ピーター(8000歳)の4人のドラキュラがニュージーランドのウェリントンで同居する様子をレ
『バベルの学校』 私が学んだ中高時代に日本語以外を母国語とする生徒は一人もいなかった。しかし、今ならもしかして外国人の生徒もいるかもしれない。日本全体で見れば、決して外国からの生徒は珍しくはないだろうが、それでもこの映画ほど多くいる学校はあ
『さらば、愛の言葉よ』 三つ子の魂百までとはよく言ったもの。80歳を超えたとはいえ、ゴダールはまだまだトンがっている。ゴダール初の3D映画として話題を呼んでいるが、いかにもゴダールらしい作品に仕上がっていると思う。 『勝手にしやがれ』で既存のウ
『激戦 ハート・オブ・ファイト』 胸熱映画。とにかく熱が伝わる。今や地に落ちた元ボクシングチャンピオンと父親の破産で無一文になった青年と些細な事故で子供を亡くし心が折れた母親が交錯する。 3人(いや父親を含めると4人か)のルーザーが総合格闘技
『エクソダス:神と王』 旧約聖書の出エジプト記の映画化で、同題材は過去にも映像化されている。現代的な点は<あからさまな超常現象>を廃していることだろうか。不思議の範疇を“ギリギリあり”の延長上に設定している点ではないか。(おかげでパニック映