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日記一覧

『フライト・ゲーム』
2014年06月27日01:04

『フライト・ゲーム』 『アンノウン』のジャウム・コレット=セラ監督が再びリーアム・ニーソンと組んで贈るサスペンス・アクション。航空機を使った密室サスペンスで、原題(Non-Stop)が示すようにまさにノン・ストップで楽しめる。 航空保安官ビル・マー

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『サード・パーソン』
2014年06月26日00:52

『サード・パーソン』 「策士、策に溺れる」のパターンかなぁ。いかにも才ある脚本家が仕掛けた作品という印象。オスカー監督であるポール・ハギスは本作でも監督と脚本を兼任。評価を裏付けるようにリーアム・ニーソン、ミラ・クニス、エイリアン・ブロディ

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『私の、息子』
2014年06月25日00:43

『私の、息子』 親離れ出来ない子供と子離れできない親。どうにもやるせない気分しか残らないが、今のご時世とルーマニアというお国柄をよく表しているのか。 溺愛した一人息子の尻拭いはいつまでするものなのか?最初に甘やかした時点で、死ぬまでしなけれ

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『300<スリーハンドレッド> 帝国の進撃』 独特な映像美と悲壮感あふれる戦いで魅了した『300<スリーハンドレッド>』の続編。前作の結末を考えると、主人公の変更はやむを得ないが、どうやって話を紡ぎ出すのかと思った。フランク・ミラーによる原作のグ

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『わたしは生きていける』 終末もの、世界第三次大戦ものだが、少し風変り。バイオレンスシーンも見受けられるが、それよりも青春ものであり詩的な美しさが印象に残る。それもそのはず、原作はメグ・ローゾフの同名ヤングアダルト小説。 ニューヨークから親

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『her/世界でひとつの彼女』 「完璧な人間はいない」ある有名な映画の決め台詞だが、まさにその通り。人間が完全であるはずもない。 他人とコミュニケーションをとるのが苦手な人は今どき珍しくない。また、コンピューターの発達でAI(人工知能)が人間と

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 今年は縁がないかなぁ…とあきらめモードだったEUフィルムデーズ2014なんとかタイミングがあったので、とりあえず一つ。トルコ映画『二番目の妻』 まだまだイスラム圏については知らないことが多い。そして、トルコという国の状況も…。イスラム教は一夫多

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『ノア 約束の舟』
2014年06月16日23:54

『ノア 約束の舟』 日本人にはとっつきにくい(というか正直分かりにくい)題材だが、ド派手なCGによる洪水シーンなど単純にスペクタクル・ファンタジー映画として楽しめる。旧約聖書を基にした叙事詩映画としては上等の部類かもしれない。 『ブラック・

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『美しい絵の崩壊』
2014年06月15日00:58

『美しい絵の崩壊』 美人というのは厄介だ。幼いころから親友同士で、母となっても互いの息子を我が子のように可愛がるロズ(ロビン・ライト)とリル(ナオミ・ワッツ)。男の子が年上の女性にあこがれる年代は確かにあるだろうし、彼女たちくらい美貌があれ

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『滝を見にいく』@カリコレ2014 当初、カリコレ2014の予定表では作品名が伏せられていて「シークレット」とだけあった。上映の10日くらい前に発表があり、運よく席が取れたので11月の一般公開に先駆けて鑑賞。 『南極料理人』『キツツキと雨』『横道世之介

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『グランド・ブダペスト・ホテル』 ウェス・アンダーソンここにあり…という印象。箱庭みたいとか、ポップな色彩感覚とか、これまでのイメージの集大成を見せている気がする。三面図を見るような構図と固定カメラの多用にフレームがビシッと決まるから紙芝居

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『VHSテープを巻き戻せ!』@カリコレ2014 今どきの子供には<巻き戻し>の意味が分からないそうな。もう、ビデオデッキは遠い記憶なのだろうか?涙広く家庭に普及した映像メディアであるVHSテープ、新しいデジタルメディアにとってかわられても愛着を持

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『世界の果ての通学路』
2014年06月11日01:24

『世界の果ての通学路』 世界は広い、様々な環境の中で人は生きている。…と頭で理解していながらもピンと来ないことはしばしば。しかし、それゆえ映像の力は大きい。これは世界の不便な場所に暮らす子供たちの通学を追ったドキュメンタリー映画。 開始早々

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『ユー・ウォント・ミー・トゥー・キル・ヒム』@カリコレ2014 製作が『ユージュアル・サスペクツ』のブライアン・シンガーという点に思わず膝を打つ!2009年にロンドンで実際に起きた事件を基に映画化されたというが、このツイストが効いた脚本は目と耳を疑

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銀座メゾンエルメス
2014年06月09日01:40

2011年のフランス映画祭で『トムボーイ』 という作品を見た。 しかし、他の映画祭などでたま〜に上映されることがあっても、一般上映はなくソフト化の話も聞かない。前作は上映があったのに少し残念。 ところが、銀座のエルメスで上映があるという。これま

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『ラスト・ワールド』@カリコレ2014 終末思想を一味変わったタッチで描き出す意欲的な作品。原題がThe Philosophers(哲学者)というのは内容を見れば一目瞭然。 舞台はあるインターナショナル・スクールの哲学の授業。最後の講義で教師が出すシミュレーシ

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『SHIFT(原題)』@カリコレ2014 買付したばかりで、邦題も決まっていないということだったが、フィリピン版『恋する惑星』といううたい文句に惹かれて見てみた。そもそもフィリピン映画に接する機会自体少ないという物珍しさも…。(フィリピンが舞台の海

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『罪の手ざわり』
2014年06月06日00:52

『罪の手ざわり』 制約の多い国では自由に芸術活動ができない。もちろん映画も例外ではない。しかし、そういう制約の多さゆえテーマがハッキリし、良い作品も生まれることがしばしば。お隣の中国も御多分に漏れず。 実際に起きた事件4つを基に脚色化された

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『X-MEN:フューチャー&パスト』 X-MENシリーズのカナメはウルヴァリンなんだろう。彼さえしっかりしていれば、過去でも未来でも世界観の統一は保てる。まさにそれを証明した作品になったのではないか。 初期三部作を受け継ぐ形で、時間をさかのぼった『フ

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『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』 カンヌでグランプリ受賞、全米批評家協会でも作品賞など4部門を受賞、そして監督がコーエン兄弟となればいやでも期待は高まる。ただ、今回はこれまで得意なノワールっぽさは影を潜めていて、ボブ・

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『ザ・ベイ』
2014年06月02日00:46

『ザ・ベイ』 あの『レインマン』(未見です…汗)でオスカー監督となったバリー・レヴィンソンが撮った感染パニックホラー。げっそり メリーランド州のある湾で起きた出来事から、人間の傲慢さを近年定着したP.O.V方式で描く。ある意味、自らが招いた悲劇と

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『メトロ42』 ロシア発のディザスター・パニック映画。『ポセイドン・アドベンチャー』『スピード』『サブウェイ123』『フラッド』などなどハリウッドにパニック映画やサブウェイを題材にしたアクション映画は少なくない。しかしここでは、かつての冷戦の敵

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