チャンスはどこからやってくるかわからない。時を逃してはならない…。なんていうとドラマの中の話みたいだけど、まるで予期せぬところから試写会のチャンスをいただいた。 事の発端は、相互フォローの方が「『スノーピアサー』の試写を見たい人はい
『アイム・ソー・エキサイテッド!』 人生、誰だってピンと張り詰めたままでは息苦しい。生き抜くためにはどこかで<息抜き>が必要だ。いまやすっかり巨匠の域の達したスペインが生んだ映画監督ペドロ・アモルドバル。毎回期待値があがる中、飛び出した新作
『オンリー・ゴッド』 『ドライヴ』の監督・主演コンビによる期待の作品だが、がらりと打って変わり難解な作品。共通するのは寡黙とスタイリッシュな画面構成か…。ニコラス・ウィンディング・レフン監督は<神>を扱うのに映画の始祖とも言うべきスタイルを
『ROOM237』 天才の頭の構造なんて凡人にはつかめないが、こういう様々な解釈ができるところが面白い。とかく逸話が多い映画監督の一人に上げられるスタンリー・キューブリック。説明を極力排除した謎めいた作風がより人をひきつける。誰しも<自分なりの解
『The Purge』 無茶な<もしも…>の設定だが、もしも…一年に一日だけでも全ての犯罪が許されるとしたら、自分なら何をするだろうか?いや、何をされるかわからないから、まず護身が先か。しかし銃社会のアメリカで身を守るには、かなりしっかりしたセキュ
『なんちゃって家族』 アメリカの映画評論家から総スカンを食らいながらも全米で大ヒットしたコメディ映画。まさにその通りだと思った。(笑)映画史には残らないだろうが、見た観客の心にはしっかりとインパクトを残すと思う。 チンケなヤクの売人、場末の
『まぁクン』といえば、どこぞの有名球団に決定したとかで大騒ぎだが、関東圏の映画ファンに『まぁクン』といえば、ここの劇場のCMが脳裏にこびりついているかもしれない。(笑)今年もヒューマン・トラスト・シネマ渋谷では<未体験ゾーンの映画たち>と題
『ビフォア・ミッドナイト』 あれから9年…から、さらに9年。まるで彗星のように現れる愛の会話劇。 世の中にシリーズものは数多くあれど、本シリーズほど<幸せなめぐり合わせ>はないかもしれない。主演二人の会話劇が主たる見せ場の<ビフォア>シリー
何でも今晩関東では雪がちらつくとか…。こう寒いと暖かな場所に行くとか、温まる食事をするとか…、出来ないのならばせめて心温まる話でも見たいものだ。(笑)うってつけの夏が舞台のアメリカのコメディがある。『The Way Way Back』 14歳という多
『旅人は夢を奏でる』 父親と息子の関係は重要な永遠のテーマで、それは昨今のゴシップネタでも毎日のように語られる。 ある日、幼少の頃に離れ離れになった父親が目の前に胡散臭い姿で現れる。ピアニストとして成功を収めた息子ティモを、有無を言わさずに
『ソウルガールズ』 アボリジニ初の女性ボーカルグループ“サファイアズ”の実話の映画化なんだそう。人種差別や迫害にあいながらも夢を掴もうとする姿は強く訴えかける。 1960年代、人種差別が色濃く残るオーストラリアで仲の良いアボリジニの子どもたちが
都心の松屋で食事をしていたとき、少し離れた席の客が店員を呼び止めた。なにかと耳をそばだてると…「ここのカレー、ルーが緩すぎるんじゃないか?レトルト使っているのか?なんにせよ緩いわ。そんで大盛り頼んだのに量が少なくないか?平た
『大脱出』 何がネタバレなのかという議論は尽きないかと思うが、肝心の“監獄の謎”が公式サイトなどに堂々と掲載されている時点で驚きは半減。この程度は問題ないと判断されたのであろうが、謎の解明まで随分引っ張るので内緒にしておいて欲しかったような
『ハンガーゲーム2』 『半沢直樹』の堺雅人、『Homeland』のクレア・デインズ、昨今内外でヒットした作品だが共に顔芸が特色ではないかと密かに思っている。(笑) 1作目がアメリカで大ヒットし、日本でも期待が高かった『ハンガーゲーム』だが、どうも日
『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』 「なぜ誰もヒーローにならないんだ」、そうつぶやいて目出度くヒーローとなった前作から月日は流れ、すっかり成長したキック・アスとヒット・ガール。だが、今回はヒーローになる代償が語られる。前作がヒーロ