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日記一覧

『マン・オブ・スティール』 『スーパーマン リターンズ』は良くも悪くもクリストファー・リーヴ版のアップデートだったが、今回はダーク・ファンタジー好きのザック・スナイダー監督とクリストファー・ノーラン製作なので、雰囲気を変えて苦悩するスーパー

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『Upstream Color』
2013年08月30日01:37

『Upstream Color』 さぁ、困った。げっそり難解な映画と覚悟はしてもこれはサッパリだ。テレンス・マリックの映画を引き合いに出す人もいるが、あちらはあくまで<結果論>。だが、こちらは<意図的>に混乱を狙っている。 蘭、イモムシ、人間、豚…と輪廻

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『The Sessions』
2013年08月29日00:08

『The Sessions』 人生を全うする…、言うのは簡単だが実行は難しい。五体満足で生まれてきても心と体のコントロールは容易ではない。ポリオが原因で首から下を動かすことが出来ず人工呼吸器機の世話になっているマーク・オブライエン。詩人でありジャーナリ

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『樹海のふたり』
2013年08月27日23:09

『樹海のふたり』 世界遺産に登録され、ますます脚光を浴びる富士山。しかし、その麓には暗く影を落とすような<樹海>が広がる。自殺の名所というありがたくないニックネームを頂戴して、悪い意味で<訪れる人>は後を絶たない。TV局に務める<負け組>の

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『ファントム 開戦前夜』 もし、第三次世界大戦が起きていたら…、その手の仮想戦記は数知れず。だが、これは本当に<可能性があった>冷戦時代のエピソードを基に描かれている。 '60年代末の東西冷戦下、核ミサイルを搭載したソ連の潜水艦が太平洋から忽然

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『トランス』
2013年08月25日23:02

『トランス』 脳内シャッフル!なんという快感…快感か不快かは人それぞれだろうが、この種の楽しさは年に何本もないだろう。 ジェームズ・マカヴォイが演じる競売人には秘密がある。ある日、高額の絵画を隠して強盗事件から守ったのに、犯人との格闘で記憶

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『セイフ ヘイヴン』
2013年08月24日23:55

『セイフ ヘイヴン』 ヒロインは<何かをしでかして>警察官から逃亡する。そこにはどんな秘密があるのか?警官は執拗に彼女を追い回すのだが…。 『メッセージ・イン・ア・ボトル』『きみに読む物語』のニコラス・スパークスの原作を『マイ・ライフ・アズ・

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『攻殻機動隊ARISE』
2013年08月23日23:07

『攻殻機動隊ARISE』攻殻機動隊ARISE 1 [Blu-ray]http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=11939455&id=2041100↑ ↑ ↑ハリウッドだけじゃなく、日本でも全とっかえリブートが流行か?2週間限定の劇場公開という販促上映は諦めて、ソフト鑑賞でした。最近

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『楽園からの旅人』
2013年08月22日23:50

『楽園からの旅人』 <やめるやめる詐欺>は宮崎駿に限ったわけじゃなく(笑)、前作『ポー川のひかり』で引退宣言していたエルマンノ・オルミ監督も撤回したのか新作を発表。何であれ創作者たるもの必要性がある限り発表し続けるものだと思うから不思議には

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『トゥ・ザ・ワンダー』
2013年08月22日00:37

『トゥ・ザ・ワンダー』 「良い映画には2種類しかない。内容がすばらしいか、撮り方がすばらしいかだ。」 かつてスタンリー・キューブリックが言ったセリフ。もし、『トゥ・ザ・ワンダー』が良い映画だとしたら、それは紛れもなく後者であろう。 何をさて

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『言の葉の庭』
2013年08月20日23:53

「一人で出来るもん」、で衝撃を与えた新海誠。規模はそこそこ大きくなってもやっていることはプライベートフィルム。劇場アニメーション『言の葉の庭』 Blu-ray 【サウンドトラックCD付】http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=11939455&id=2140707鑑賞後

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『サイド・エフェクト』
2013年08月19日22:49

『サイド・エフェクト』 いやぁ騙された、騙された。数々の受賞暦を誇るS・ソダーバーグの最後の劇場公開作品だという。これで最後は惜しい気もするが、仕掛けた作品をじっくりと拝見したい。 <サイド・エフェクト>…とは薬の<副作用>のことで、主人公

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『スター・トレック イントゥ・ダークネス』 ベネディクト・カンバーバッチここにあり、とでも言いたくなるような彼の魅力に満ちた作品。今が旬のスターのひとりに数えられるカンバーバッチを敵役に持ってきたキャスティングが功を奏している。<世紀の悪役

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『オーガストウォーズ』
2013年08月17日17:38

『オーガストウォーズ』 人は辛い現実を直視しづらいもの。まして幼い子供ならなおのこと…。 これは実際に起きた2008年の南オセチア紛争(別名:ロシア-グルジア戦争、8月戦争とも)をベースにモスクワで暮らす母子の愛情を描いたもので、幼少期にありがち

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エヴァンゲリオン展 マイミクさんからチケットを譲っていただいたので、混んでいるだろうなと思いながらも松屋銀座に行ってまいりました。(サンキュ〜)1300点という膨大な資料が“売り”らしいけど、多くはコピーだったのが残念。それでもTVシリーズのセ

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『終戦のエンペラー』
2013年08月15日23:06

『終戦のエンペラー』 ハリウッドに限らず、海外が日本を描くときは<日本人が知らない日本>になっていることは珍しくない。その点で、この映画で描かれる<日本>にさほど違和感を感じないのはプロデューサーの一人が日本人ということもあろうか、…ようや

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残暑お見舞い申し上げます 連日の猛暑と突然の雷雨にウンザリの日々が続いていますが、少しマシになってきたかな?立秋を過ぎたのだから、少しは過ごしやすくなって欲しいものです。あせあせ『アンコール!!』 近頃、老いと音楽という組み合わせの映画が多い気

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『ワールド・ウォーZ』
2013年08月13日23:43

『ワールド・ウォーZ』 息をするのを忘れていた…、3分の2くらいまでは。昨今、米国でゾンビブームは感染拡大しているとは聞いていたが、まさかこれほど大バジェット映画まで作ってくるとは恐れ入る。どうしても日本では<特定のファンのジャンルムービー>

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プーシキン美術館展 フランス絵画300年  人は誰のために絵画を収集するのか?個人の楽しみのため、ステータスの象徴として、画家を育てるため、投資のため…なんてのは下の下の発想だろうが、かつてエカテリーナ2世らロマノフ王朝の歴代王侯貴族たちはフ

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『最後のマイウェイ』
2013年08月11日23:26

『最後のマイウェイ』 だれもが知っているフランク・シナトラのヒット曲『マイ・ウェイ』。だが、その誕生過程にこんな話が隠されていたとは知らなかった。 ジミヘンにジャニス・ジョプリン、古くはモーツァルトしかり若くして亡くなったミュージシャンは数

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『パシフィック・リム』
2013年08月10日23:06

『パシフィック・リム』 日本愛が止まらない。揺れるハート 愛するとはこういうことなのか。ギレルモ・デル・トロの日本アニメ・特撮好きはつとに有名だが、見ているこちらが気恥ずかしくなるほどの日本怪獣映画へのリスペクトが感じられる映画だった。正直なとこ

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『ベルリンファイル』
2013年08月09日22:49

『ベルリンファイル』 東西と南北…。日本の地下鉄の話じゃない。(笑)ドイツと朝鮮半島、かつては共に二つのイデオロギーで分断されていた。片方は統一されたが、残る一方は終わる気配が見えない。 そういう部分を想起させてみせたのは面白い試みだし、複

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『最愛の大地』
2013年08月08日22:30

『最愛の大地』 アンジェリーナ・ジョリーが怒っている。国連UNHCRの親善大使を務め、人道的活動でも知られるアンジェリーナ・ジョリーが自らメガホンを取り初長編映画となった本作からは彼女の怒りが伝わる。第二次世界大戦後に欧州で起きた戦争で最悪とい

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『熱波』
2013年08月07日23:37

『熱波』 原題『TABU』、作品の舞台になっているアフリカの地名だが、おそらくTabooと引っ掛けてあるのだろう。なぜなら、これは禁断の物語だから。 モノクロでスタンダードサイズ、現在のポルトガルと'60年代のアフリカとの二部構成からなる映画からは、容

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『ヴィック・ムニーズ ごみアートの奇跡』 アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート作品に対して「拾い物」といったら失礼な言い方だが、観られて良かった。本当に良かった。泣き顔 消費社会の現代。世界最大のゴミ集積所を持つブラジルではリサイ

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『さよなら渓谷』
2013年08月05日21:48

『さよなら渓谷』 「私たちは幸せになるために一緒にいるんじゃない」世の多くのカップルは幸福になるために一緒に暮らしている…と思うが、このケースはそうでもないようだ。『悪人』の原作者・吉田修一らしい構造と着眼点で未読なれど共通する匂いを感じる

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『SHORT PEACE/ショート・ピース』  大友克洋の初期短編作品集に『ショート・ピース』というのがあった。今でこそ“世界の大友”だが、この頃はまだ知る人ぞ知る、漫画マニアの中の存在だったと記憶している。 今回のオムニバス映画『SHORT PEACE』はそれに

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『ローン・レンジャー』  ラジオドラマから始まり、テレビドラマ化で人気を博し、再三の映画化もされた『ローン・レンジャー』。内容をよく知らない人でも「インディアン嘘つかない」のフレーズは馴染みがあろう。昔の米TVドラマの映画化はいささか食傷気味

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『モンスターズ・ユニバーシティ』 モンスターに歴史あり!(笑)ピクサーの人気作品『モンスターズ・インク』の過去を描くマイクとサリーの青春グラフィティ。…ゆえに当然ながらブーは不在。そこにこだわりすぎない方が本作は楽しめる。基本的には大学生活

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『ワイルド・スピード・ユーロミッション』 一見さんお断り!これまでと比較しても前回までの流れを知らないと肝心な<背骨の部分>が分からないのではないか。また、謎解きが大事な“見せ所”になると思われるが、理由付けがあっさりしすぎで肩透かしを食ら

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