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日記一覧

 mixiやってて良かった。コミュにトピックが立っていて初めて気がつきました。情報なくてあやうくスルーしてしまうところ…。『夢見る人 今敏』 うだるような暑さとは今日のような日のことをいうのでしょう。国分寺からバスで20分くらいかかるのに少々長さ

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『ダークナイト ライジング』 制作サイドも”バットマン自身”も疲弊している。傑作『ダークナイト』の後を継ぐ作品制作は長考を重ね原点回帰を果たしたかのようだ。『二都物語』に構想を得たというが、なるほどラストまで見ると頷ける気がする。 人は誰し

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『おおかみこどもの雨と雪』  覚悟と決意の映画。人以外の生き物と恋愛するだけでも、たいていは受け入れがたいはず。なのにヒロイン<花>は<おおかみおとこ>を受け入れる。この大きな山を乗り越えた時点で、<花>の勝利は確定的。…まぁそうは言っても

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『屋根裏部屋のマリアたち』 なんとなく生きている、生かされている人生に満足感を得ない男。目下の使用人に本当の人生の楽しみ方を教えられる。あるべき自分の居場所探しは彷徨う人々に共感を得られるのではないか。 2011年のフランス映画祭では『6階

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奈良美知展「君や僕にちょっと似ている」@横浜美術館 海外に住むマイミクさん二年ぶりの里帰りの機会に再会。前回、会うことのなかったお子さんとも会えてちょっとうれしい。これまで写真で拝見していたし、エピソードもたくさん聞いていたので、初対面とい

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ムショクトウメイ
2012年07月23日21:00

 「ハナミズさんは後年になって成功するわよ。」私の手相を見ながらその人はこう呟いた。手相や占いを頭から信じるほどお目出度くはないつもりだが、褒められて悪い気分はしない。きっと、さえない私を見るに見かねて<やさしい嘘>をつかれたのかもしれない

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『ヘルタースケルター』
2012年07月23日01:20

『ヘルタースケルター』 岡崎京子の原作未読、蜷川実花監督の前作『さくらん』も未見。されど雑誌等でのカメラマンとしての仕事は時々拝見している。まさにその期待と予測を裏切らない映画だと思った。 どのカットを切り取っても監督の情熱が乗り移ったかの

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『籠の中の乙女』
2012年07月22日01:13

『籠の中の乙女』 昨今の子どもを取り巻く諸問題から親なら我が子を守りたいという思いはあるだろう。だが時に行き過ぎなケースもあるのではないか。いくら世の中が不浄で穢れていたとしても”歪んだ無菌室”で育てるのはいかがなものか。 ギリシャ郊外に住

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表参道うかい亭
2012年07月20日01:25

 苦あれば楽あり、人生の禍福はなんとやら…。先だって遅配を心配していたアマゾンUKからの荷物は結局のところ返送されていたらしい。全額返金されるということなので、それはともかく時間のロスは痛い。(時は金なり) しかし、人生悪いことばかりじゃない

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Before I Forget
2012年07月17日22:58

 先週末は珍しく映画を1本も見なかった。病気で寝込んでいるわけでもないのに、ソフトやTVでさえ1本も見ないなんて”病気”かしら?見たいのがないわけではないが、つぶやいたように(他人が組んだ)自作機の修復をしていたのである。ま、したのは組んだ友

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『WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々』 またもや内容を解説した“親切な”サブタイトルがついています。邦題命名班にセカンドチャンスを期待するのは望み薄か?(笑) さて、『扉をたたく人』の監督トム・マッカーシーの新作映画はやはり彼らしく、現在

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『崖っぷちの男』
2012年07月12日00:29

『崖っぷちの男』 ダブルミーニングを感じさせる邦題、久々にヒット邦題か?人気俳優サム・ワーシントンの“動かない”アクション映画。いやいやキチンとアクションの見せ場も用意されているけど(笑)、高所恐怖症のサムが実際にNYのビルの21階から身を

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『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』 パリで有名なヌードショーを見せるキャバレー<クレイジー・ホース>の内幕ドキュメンタリー。手がけるのはドキュメンタリー畑の名匠フレデリック・ワイズマン。のっけから尻・尻・尻、名前や個性など無視しようか

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『ムカデ人間2』
2012年07月07日23:39

『ムカデ人間2』 一部の愛好家に話題となった問題作『ムカデ人間』の続編登場。あのエンディングからいかにして続編に持ち込むのかと思いきや<この手>できたか。ただ、この続編はあまりにグロすぎるということで公開中止になった国もあると聞く。またグロ

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『だれもがクジラを愛してる。』 現在、鯨を食べる国や民族は世界ではそう多くはないと思われるが、それでも伝統的に食べるところはある。アメリカはアラスカにすむ先住民イヌピアックがそのひとつ。1988年、アラスカのバロー沖で実際に起きた出来事をもとに

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『アメイジング・スパイダーマン』 人気シリーズ『スパイダーマン』を全とっかえで誕生秘話からやり直す新三部作の第一弾。サム・ライミ版よりも理屈付けをキチンとやりたかったように思える。コミックの映画化というより青春映画としてコミックのキャラクタ

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『きっと ここが帰る場所』 誰しも人生という長き旅路で迷い道にもぐり込むこともある。ショーン・ペン演じる素直になれない偏屈男が愛しい。 見た目は幾分珍妙なれど、展開はありがちなロードムーヴィーかと思いきや、思わぬ方向に話が進む。本作の魅力は

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『少年は残酷な弓を射る』 実に不快。話の筋もそうだが、落としどころも。母と相克するケヴィン少年は全てを知っている。その意味では<子供>の形をしていても、ケヴィンは子供の象徴ではあるまい。 まるで“悪魔の落とし子”のように振舞う我が子を見て、

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『愛の残像』
2012年07月01日01:29

『愛の残像』 愛は人に力を与える反面、喪失によるダメージは計り知れない。狂おしいまでに燃え上がった恋の炎はどこまでも人を変えてゆく。はかなく壊れやすい繊細なキャラクター像を主演二人(ルイ・ガレル、ローラ・スメット)はよく体現していたのではな

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