mixiユーザー(id:11939455)

日記一覧

『ヤング≒アダルト』
2012年02月29日01:17

『ヤング≒アダルト』 美貌も才能もそれなりにあるのに、過去の栄光にしがみつくだけの人生を送る37歳バツイチ女メイビス。自称「作家」、実は「ゴーストライター」…自分に甘く、ルーズで、空気を読めず、子どもから成長していないダメ人間。痛い…実に痛い

続きを読む

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 想像を絶する喪失感からどうしたら抜け出すことが出来るのか。<あの日>、大好きな父を亡くした息子はいかにして再生の道を歩むことが可能か…。いくら考えても答えは出ない。決まった答えなんてありはしない

続きを読む

『TIME タイム』
2012年02月25日01:13

『TIME タイム』 落語の演目に「死神」というのがある。人にはそれぞれ寿命をあらわすロウソクがあり、それが尽きると死んじゃうってヤツ。で、主人公はこっそり他人のロウソクを自分のに継ぎ足そうとして、失敗する…。 25歳で肉体的成長が止まり、余命

続きを読む

『おとなのけんか』
2012年02月23日01:05

『おとなのけんか』 こういうのを軽妙洒脱というのか。実力俳優たちの競演で贈る会話劇。 <こどものけんか>が高じて<おとなのけんか>に発展して、醜い仮面を剥ぎ取る…という痛快なコメディに仕上がっている。キャスト・スタッフ共々の名人芸を思う存分

続きを読む

『メランコリア』
2012年02月22日01:13

『メランコリア』 作品基準が個性的であるということで測るなら、まぎれもなくこの作品は頂点に立つひとつであろう。ラース・フォン・トリアー監督が欝の状態で創作されたという<気のめいる>映画は見るものをどこまでも突き放し不快にする。 前作『アンチ

続きを読む

『アーチ&シパック 世界ウンコ大戦争』 <唯一無二>。クリエーターにとっては憧れかと思うが、そう簡単にクリアできるものではない。これは果敢にも「打倒!ディズニー&日本アニメ」の心意気で挑み、それをクリアした(?)韓国のアニメーション映画。 

続きを読む

『キツツキと雨』
2012年02月17日01:53

『キツツキと雨』 実は、我が実家は山を持っている。富士山昔ながらの杉山だ。とはいっても今では二束三文。安い海外産が入ってきたこともさることながら、現在では山から切り出して町まで運ぶ賃金のほうが売り上げよりも高いのだ。冷や汗枝打ちの経験はな

続きを読む

『ポエトリー アグネスの詩』 電車の中で、読書する人が減っている。漫画を読む子どもも減っている。とかく世の中は易きに流されやすいが、文化的な活動から離れて行くのは寂しい限り。 『詩』を作ることは私も苦手である。学校の授業の思い出から同様の人

続きを読む

『ニーチェの馬』
2012年02月13日16:12

『ニーチェの馬』 久しぶりに映画を見て<対峙する>という言葉が頭をよぎった。抑制された台詞と行動、色までもが極端に抑えられた世界が眼前に広がる。驚くほどの長回しと純化された動きから観客は推察するのみ。 ループされる終わりなき日常。しかしそれ

続きを読む

『ドラゴン・タトゥーの女 』 言わずとしれたスウェーデン発、ベストセラーミステリー小説二度目の映画化。興味は一点、いかにフィンチャーさしさが出ているか。『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』との比較でもなく、男の色気漂うジャーナリストでもな

続きを読む

『人生はビギナーズ』
2012年02月10日00:58

『人生はビギナーズ』  商業映画は<誰か>という第三者の観客のために作られる。だが、監督自身のために作られたストーリーが他の誰かのためになるとしたら…。『サムサッカー』などセンスを感じさせる映像を生みだしているマイク・ミルズの実話を元に本人

続きを読む

『ルルドの泉で』
2012年02月09日01:10

『ルルドの泉で』 奇蹟を信じるか?…と誰かに問われたとしても、さして信心深くもない私なぞは眉唾モノなのだが、実際に医者から見離された病が治ったりすると、案外全面否定も出来ない。もっとも人体にはまだまだ謎が多く残っているので、それが『神の御業

続きを読む

ずっと気になっていたのですが、日本ではDVDスルーとなりました。先に購入していた米国盤BDにて鑑賞。小悪魔はなぜモテる?! [DVD]http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=11939455&id=1573872コメディは日本では上映しずらいのか…少し残念な傾向です

続きを読む

備忘録、ラテンビート映画祭2011もう半年近くなるけど、残り二本を記録として書いておきます。えんぴつ『リオ!ブルー 初めての空へ』 ブラジル出身で『アイスエイジ』を監督したカルロス・サンダーニャがハリウッドで一旗あげて凱旋帰国…的な意味合いも感じ

続きを読む

『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』 主に80年代から90年代にかけて、学生グループがキャンプ場のような場所で被害にあうというホラーが流行ったと思う。これはそれらを下敷きにしたスプラッター・コメディ。あの時代の"それら”に触れたことが

続きを読む