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日記一覧

落語の徒然
2015年09月30日05:25

阿武松」。。。大飯くらいで力士を一度首になった男の出世噺です。巣鴨から板橋宿を抜け、戸田の渡しに行く中仙道、板橋区の船渡りの地名が名残を残しています。中仙道をいかないで川越街道を進むと大山です。成増の途中に「乳房榎」で有名な東京大仏の乗連寺

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落語の徒然
2015年09月29日05:39

「王子の狐」。。。王子権現のお使いの狐が化けるところを男に見られてしまいます。この男は女に化けた狐を騙すのですが、すまないと思って狐の所に謝りに手土産をもっていきます。。。。王子は音無川や飛鳥山があります。江戸名所百景にも描かれています。王

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落語の徒然
2015年09月28日05:34

「延陽伯」。。。言葉が丁寧すぎる新妻が引き起こす新郎とのどたばた。。。前座噺として「たらちね」と書いた方が馴染みがありますね。上方では「延陽伯」と呼ばれますが「縁良掃く」の意味を当て字にしています。落語の洒落です。江戸時代、貧乏な女子は奉公

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落語の徒然
2015年09月27日04:46

「縁切り榎」。。。女に二股をかけた旗本の次男坊が縁切り榎にお参りに行くとこの2人の女と鉢合わせをするのです。旗本の男は自分が色男と思い違いをしています。2人の女から縁切り榎に来た理由を「あなたと縁が切りたいから」と。自分が色男と勘違いして相

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落語の徒然
2015年09月26日05:52

「永代橋」。。。大水の後に土座衛門があがり、店子と間違えた大家と店子の争いは。。。永代橋は元禄に墨田川の最下流にかけられた橋です。深川と茅場町を結び江東区側に佐賀町清澄に芭蕉の住居跡があります。深川七福神の弁天様は五代綱吉の母である桂昌院に

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落語と徒然
2015年09月25日05:51

「占い八百屋(お神酒徳利)」。。。女中に冷たくされた八百屋がお神酒徳利を隠し偽占いで見つけ出し、そのあおりで旅立つことに。。。。江戸時代は庶民の家にも神様・仏様を祀り家内安全商売繁盛を祈りました。江戸の鎮守は神田明神と赤坂山王神社です

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落語と徒然
2015年09月24日04:34

「厩火事」。。。若い旦那の気持ちが知りたい髪結いの嫁さんが仲人の助言で亭主の優しさにホロリとさせられます。「夫婦喧嘩は犬も食わない」と言う様に、男女の仲はわかりません。「焼けぼっくりに火がつく」とか都々逸にも「嫌になったらこの子をご覧、嫌じ

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落語と徒然
2015年09月23日05:51

「鰻の幇間」。。。幇間の一八が詐欺にあう噺です。幇間は芸者と同じ見番に所属していて「師匠」と呼ばれる。見番に所属しないで芸のないのは野太鼓と呼ばれた。幇間は男芸者で場のとりもち、踊りや唄、お座敷芸を披露するだけでなく、お座敷の支払い等も仕切

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落語の徒然
2015年09月22日03:33

「牛褒め」。。。与太郎の勘違いによる褒め違い。江戸は木造建築で材料は木曾檜・秋田杉・吉野杉などがあり材木が集められた木場・丸太から板等に建築材料を切り出す。木挽きは街の名前として残ります。現在の木挽町は東銀座の歌舞伎座の辺りです。山村座・森

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落語の徒然
2015年09月21日05:38

「浮世床」。。。床屋での四方山噺。風呂と床屋は町内の男性のたまり場です。将棋・読み物などが様々あり社交場です。江戸時代は髷によって職業が区別されています。髪の毛がないのは坊主・医者・隠居です。髷がなくては人前に出れません。

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落語の徒然
2015年09月20日07:05

「芋俵」。。。芋俵に入り泥棒を企む若い者、芋俵の中の仲間は思わず「プウー」。。。甘藷は吉宗の時代、鹿児島から青木昆陽により広まります。昆陽の墓は目黒不動にあります。また目黒は御狩場で町名に鷹番等の名前も有り名残があります。

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落語の徒然
2015年09月19日05:41

「猪退治」。。。義太夫が得意な武家2人、道中他家の粋な大名に褒美をもらい、堅物の主君から暇を貰うことになったりとするが最後には猪退治の作り話で出世することになります。サゲで「これが猪のホラ売りだろう」と。大名は庶民の感覚に疎く将軍ですら1日

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落語の徒然
2015年09月18日04:49

「居残り左平治」。。。品川に居残りを決め込んだ道楽者の活躍・・・品川には沢庵禅師で有名な東海寺・桜の名所の御殿山があります。また高輪の泉岳寺も近く加藤清正を祭ています。覚林寺から目黒駅を経て目黒不動に至る山手七福神は散歩にちょうど良い道筋で

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落語の徒然
2015年09月17日05:00

「犬の目」。。。目を患い眼医者に行った患者が犬の目を移植され・・・江戸の元緑時代は文化が成熟していました。中野駅周辺に犬の集積地がありました。今の中野ブロードウエイ周辺です。また江戸の町は稲荷と野良犬があちこちにいます。関連の落語のネタ・・

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落語の徒然
2015年09月16日04:57

「井戸の茶碗」。。。正直な屑屋の清兵衛が細川の家来、高木作左衛門と浪人千代田卜斉の娘の縁を取り持つめでたい噺です。竃(かま)がありました。鶯谷の近く入谷には乾山の竃があり今戸にも焼き物の竃がありました。世田谷の豪徳寺と並び今戸神社の招き猫は

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落語の徒然
2015年09月15日05:35

「一眼国」。。。見世物小屋の主人が一眼国へ行き。。。江戸は両国・浅草に見世物小屋がありました。特に浅草寺の裏に猿若町三座・一丁目の中村座・二丁目の市村座・三丁目の森田座がありました。芝居小屋や新吉原と歓楽街です。現在でも浅草演芸場・天丼の「

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落語の徒然
2015年09月14日05:20

家見舞い(肥瓶)」。。。兄貴分の宿替えの祝いに、水壺を贈ろうとした空っ欠な二人。。。宿替え(引越し)は身の回りの品の他は、近くの道具屋で買うか借ります。裏長屋から表に移るのを引越しで、表から裏に移るのは「逼塞(ひっそく)」と呼んだ。関連ネタ

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落語の徒然
2015年09月13日07:25

「あんまの炬燵」。。。冬の寒い夜、あんまを炬燵代わりにしたのですが小僧の寝しょん便で・・・・。江戸の冬は底冷えがします。行火(あんか)湯たんぽ・炬燵が活躍しましたが火事も起こります。火鉢には達磨形や長火鉢があり火だねを大事にしていました。火

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落語の徒然
2015年09月12日05:24

「穴泥」。。。年の瀬に3両の金の工面が出来ない男が大棚に上がり込んで残り物の酒に酔い穴庫に落ちてしまいます。大晦日は商家は棚卸しの後、年の初めを祝います。その後湯に入り初詣に行きます。年始は2日からで、お詣りは赤坂の山王神社・芝神明宮・神田

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落語の徒然
2015年09月11日05:21

「愛宕山」。。。旦那のお伴で愛宕山に登った幇間の間抜けな噺です。愛宕山は浜松の秋葉山と並び火伏せの神様です。江戸の愛宕山は虎ノ門近くにあります。近くに金毘羅・芝神宮・増上寺・東京タワーがあります。

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落語の徒然
2015年09月10日05:00

「愛宕詣り(堀の内)」。。。慌て者(いらち)が自分の性格を治そうとお参りする噺です。京都の愛宕山は嵯峨野の北西にあります。嵯峨野は北山の龍安寺・仁和寺・嵯峨野の大覚寺・小倉二尊院・祇王寺・嵐山の天龍寺があり化野の念仏寺を経て山に登ります。上

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落語の徒然
2015年09月09日05:47

「仇討ち屋(高田の馬場)」。。。架空の仇討を仕掛け、人集めで金を稼ぐ隠居の武士の噺です。「がまの油」を露店で売っているシーンからこの噺が始まります。このように路上に露天商が人を集めて商売をする縁日が江戸時代からありました。高田の馬場には焼き

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落語の徒然
2015年09月08日05:41

「東男(祇園会)」。。。上方の口の旨さに翻弄される江戸の若い衆。「京の茶漬け、阿波の熱燗」という詞があり「お構いしませんがゆっくりしてください(早く帰れ!)」と言う訳です。江戸・大坂・京都の文化の違いが表現されている噺です。関連ネタ。。。「

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落語の徒然
2015年09月07日05:08

「麻暖簾(めくらの蚊帳)」。。。めくらのため勝手がわからない家での勘違いです。江戸時代はめくらの職業は盲僧・あんま等の職業に限られていました。落語の関連ネタ。。。「心眼」「あんまの炬燵」「影清」「言い訳座頭」「綿木検校」

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落語の徒然
2015年09月06日05:25

「麻友(あさとも)」。。。同時期に亡くなった男女が閻魔のわがままで蘇り夫婦になる噺です。あの世の噺には現世とのかかわりが多く幽霊もこの世に気を残し人前に出てきます。関連ネタ。。。「地獄八景亡者の戯れ」「お血脈」「死ぬなら今」「茶漬け閻魔」「

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落語の徒然
2015年09月05日05:52

「明烏」。。。新内の「明烏夢泡雪」歌舞伎の人情噺「明烏後正夢」から創られた若旦那の廓初体験の噺です。廓は初めてを「初回」二度目を「裏を返す」三度目から「馴染み」となります。廓の惚れたは嘘で固めた世界です。また「明烏」の噺ではやはり「甘納豆」

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2015年09月04日21:14

霧の世界は、幻想的だ、静寂の中 湖に一人立つと思い出が湧き出してくる 静寂の中 深く碧き水を湛え 小高い山を背に負う 湖より清き流れは出でて 貴方の元へ やがて霧は晴れ 空には月灯りが 泣き濡れた頬を優しく照らす 霧に濡れた髪が 心まで冷えたの

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落語の徒然
2015年09月04日06:01

「あくび指南」。。。江戸の町には稽古屋(指南場」があります。そこに出かけるのは職人やぼて振り(魚や青物を天秤棒を担いで売り歩く人)商人など、午前中仕事をして午後は遊び、日が暮れると寝る生活をしている人々が通っていました。上手になろうと言うわ

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落語の徒然
2015年09月03日05:19

「赤子褒め(子ほめ)」。。。口のきき方も知らない男が隠居から世辞、愛嬌を 習いしくじる噺です。「松竹梅」や「寿限無」「高砂」と同じ根問噺と言いますが、この「根問い(ねどい)」とは上方の言葉で「根ほり葉ほりといただすこと」です。大坂では根問の

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落語の徒然
2015年09月02日05:16

「あかにしや(片棒)」。。。商家の始末やの父とその息子3人とのやり取りの噺です。「江戸っ子の生まれ損ない銭を貯め」と言う言葉があるように、職人・ぼて振り商人は、日銭を稼ぎましたが商人は締める所は締め、使うところは使いました。関連の落語ネタ。

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